最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「そういえば、このゴミ穴に珍しい虫がいるんだよな~」
「え…?」
「おい、野口。見てみたいだろ」
何も言えず黙っていると、近くにいた男子が私の手を引っ張った。
「きゃあ!?」
私は、バランスを崩し滑るようにゴミ穴へ転げ落ちた。
ゴミ穴には、私の大嫌いな害虫がウジャウジャいる。
それに加え、独特な異臭が鼻につき、吐き気もした。
私は、必死にもがき助けを求めた。
「うわっ。きったね―!!どうする?栄介」
隣にいた男の子が楽しそうに笑った。
「そうだな…。ん?」
大岩栄介が何かを見つけ、口角を釣り上げる。
「あっれ~?こんなところに虫の大群がいるぜ?」
「そんなのゴミ穴に捨てちゃいなよ~」
打ち合わせしていたかのように、私をゴミ穴に落とした男子が提案する。