最低!?最高!!?メンズ校!!!!
その後の事は、あまり覚えていない。
お坊さんに、揺さぶられ何か言われたような気がするけど、それも曖昧な記憶だ。
気がつくと、病院のベッドにくるまっていた。
私は体を起こし、辺りを見渡した。
「お母さん…」
か細い声を出すと、窓の外を見ていたお母さんがハッとして気づいてくれた。
「遥!!大丈夫?あんた、一週間も意識不明だったんだよ!?」
私は、ただお母さんを見つめた。
「良かった…。本当良かった」
お母さんは私を抱きしめて、おでこにキスをした。
「お腹すいてない?」
本当は食欲はなかったけど、少し痩せたお母さんを見ると頷くしかなかった。
出てきたのは、病院食とフルーツゼリーだった。
食事中、お母さんが電話をしていた。
話の内容からして、学校だろう。