最低!?最高!!?メンズ校!!!!
時計を見ると、まだ午後4時だった。
一週間も意識不明の状態だと、時間の感覚が分からなくなるんだ…。
ぼんやりとそんな事を考えた。
「あ、全部食べきったわね。良かった」
「うん」
お母さんと私が、微笑み合った。
「野口さん?少々良いですか?」
女の人の声がした。
どうやら、看護士さんらしい。
お母さんは、ふぅと一息着いて廊下に出た。
「はぁ~い」
少し離れた所で、お母さんの声が聞こえた。
病院は狭いし良く声を通す。
だから、会話の内容がほとんど聞こえてきた。
お母さんの後に聞こえた声に、私の体が拒絶した。
「うっ…。おぇ…」
さっき食べたものを全部戻してしまった。
「遥。大岩君達が謝りに…。遥!?どうしたの!?」