最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「ない」
あまりにも、キッパリと言うもんだから頷いてしまった。
「うん。だよねないよね…って無いんじゃん!!」
お母さんは、呆れ顔で言った。
「あるわけ無いでしょ、そんな男子校。それじゃ、男子校って言えないじゃない」
「じゃあ、どうやって通うの!?男子にならない限り…」
私は、言ってる途中でハッとなった。
「まさか…」
お母さんがニヤリと笑う。
「だ・ん・そ・うぅ~!?」
「正解っ!!」
お母さんは、手をパチパチと叩いた。
「絶対有り得ないからっ!!」
「良いじゃない!!少女マンガみたいで♪」
「元総長が少女マンガ読んでんの!?」
お母さんは、可愛らしく頬を膨らませた。
「何よぉ~。元総長が読んだらいけないなんて差別よぉ~」
私は、目を逸らした。
「いや…。いけないって言うか…。ほら、こう…。イメージとか、あるじゃん…?」
そんな私の事は無視して、お母さんが明るく言った。
「じゃあ、男子校の件は決定っと♪」
そうだった!!
「まだ決定してなぁ~いっ!!」
「え~~~」
お母さんがつまんなそうに呟いた。
「無理無理無理無理無理無理っ!!私が男子校なんて無r…」
「あ゛あ゛?」
お母さんの睨みで私の口が固まった。