最低!?最高!!?メンズ校!!!!
また沈黙が続いた。
「よしっ!!」
俺が勢い良く立ち上がると、『野口遥』はびっくりして、わっと小さく悲鳴をあげた。
「荷解き手伝ってやるよ」
「あ、ああ。ありがとう…」
戸惑い気味にお礼を言うと、立ち上がった。
そして、俺達は早速荷解きに取りかかった。
部屋の隅に積み上げられたダンボールに手を伸ばした。
「ダメェェェェ~!!」
素早く走ってきた『野口遥』がダンボールを横取りした。
「うおっ!?」
「こ、これはダメ!!あのダンボールお願いして良い?」
「わ、分かった」
どうしてダメなのかは聞かないでいた。
『野口遥』の方を見ると、顔を赤く染めて俺から奪ったダンボールを抱きかかえている。