最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「もしかして、エロ本?」
「はっ!?」
俺は、ダンボールを指差した。
「そのダンボールの中エロ本?」
「んなわけ、無いだろっ!!」
『野口遥』が大声で否定した。
「な~んだ。つまんねーの」
「♂%¥○♀☆※@~~~!!」
更に顔を赤くして、意味不明な言葉を喚く姿を見て、また俺はあいつを思い浮かべた。
あいつを思う時、いつも2つの感情が交錯する。
1つは、会いたいな―とか、どうしてるかなーという愛しさ。
そして、もう1つは激しい後悔。
あいつを思う時の俺の顔は、どういう表情をしているんだろう…。
たぶん、愛しさより後悔の方が上回っているだろう。
興奮が治まった『野口遥』は、怪訝な顔をして、俺を見ていた。