最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「早くしねーと、日が暮れちまうぞ―」
「お前のせいだろっ…!!」
俺のボヤキに、『野口遥』がボソッと反発した。
「なんか言ったか~?」
俺が近づくと、『野口遥』はスッと距離を開けた。
「別に」
「なんで離れんの?」
そう言って俺は、『野口遥』に近づいた。
「お、俺の勝手だろ…!!」
そう言ってまた離れる。
「お前こそ近づくな」
「俺の勝手じゃん」
俺達は、離れたり近づいたりを何遍も繰り返した。
そして…
「だぁぁ!!もう、なんなんだよ!!お前!!」
『野口遥』がキレた。
「なんの理由もねぇのに、俺に近づくな!!」
「じゃあ、お前が離れる理由は?」
「お前が嫌いだからに決まってんだろっ!!」