最低!?最高!!?メンズ校!!!!
プチッ。
俺の中で、何かがキレた。
「あ―!!そうかよっ!!んじゃ、勝手にしろよっ!!」
俺は、持っていたTシャツを『野口遥』に投げつけた。
「なっ…!!」
投げられた本人は、驚いた表情で俺を見上げた。
「やってられっか」
そう呟き、唖然とした顔の『野口遥』を置き去りにして部屋を出た。
意味わかんねー!!
会ったばっかなのに、“嫌い”とか!!
マジ、意味わかんねー!!
あいつに似てるから、少しちょっかい出しただけなのに…
てか、正直ショックなんだけど…
初対面の奴に“嫌い”とか言われんの。
ふぅと溜め息をつくと、後ろから声がした。