最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「あ!!大岩!!」
佐田先輩だ…。
振り向くと、佐田先輩が満円の笑みを見せる。
「どう?遥君とは」
「はっ。あんな奴知りませんよ」
「えっ。また、喧嘩したのか!?」
驚いた表情をする佐田先輩から目を逸らした。
「は―…。勘弁してくれよ。お前何回目だよ…」
佐田先輩は、深く溜め息をついた。
実際、俺は寮に入ってから喧嘩が絶えず、何回もルームメイトが変わっていった。
全部俺の短気な性格のせいだ。
佐田先輩となら喧嘩になる事はないと思う。
でも、この学校は他学年と同室になるのを禁止している。
「先輩、部屋変えて下さい」
「無理だよ…。もう、大岩の部屋しか開いてないんだよ…」