最低!?最高!!?メンズ校!!!!
マジかよ…
「今度は、なにがあった?」
「別に…。嫌いって言われたから、出てきただけ」
そう言うと、先輩は呆れ顔になった。
「お前らは、小学生か…。あ、でも殴り合いにはならなかったのか?」
俺は、素直に頷いた。
「へぇ~。お前にしては珍しいな」
「ほっといて下さい…」
「でも、あれだ…。遥君と仲良くしてやんなよ。あいついろいろ苦労してるみたいだしさ…」
俺は、微かに頷いた。
先輩と別れて部屋に戻ると、『野口遥』はもうベッドに潜っていた。
耳を澄ますと、すすり泣きしてるようだった。
なんか、こいつ調子狂う…。
「おい」
話しかけると、布団がビクッと動いた。
「その…、なんだ…。さっきは、悪かった」
反応は………無し。
俺は、溜め息をついて布団をかぶった。
そしてすぐに眠りについた。