最低!?最高!!?メンズ校!!!!
なんだ…?
手を伸ばすと、牛乳と“bigあんパン”と書かれたパンが置いてあった。
私に買って来てくれたらしい。
良い人…なのかな?
そう、思いそうになった。
私は、牛乳とパンを口に押し込んで部屋を出た。
寮の玄関に出ると、佐田さんがいた。
「あ、遥君!!おはよう。昨日はよく眠れた?」
「おはようございます。あ、と…。はい…」
「良かった。あ、僕が一年生の玄関まで案内するよ」
佐田さんが、優しく笑った。
「わざわざありがとうございます」
私は、頭を下げ佐田さんに着いて行った。
「あの…。佐田さん」
「何?」
「他の一年生を見かけないんですけど…」
と言うか、大岩栄介と佐田さん意外の生徒を全く見かけていない。