最低!?最高!!?メンズ校!!!!


なんだ…?



手を伸ばすと、牛乳と“bigあんパン”と書かれたパンが置いてあった。



私に買って来てくれたらしい。



良い人…なのかな?


そう、思いそうになった。



私は、牛乳とパンを口に押し込んで部屋を出た。



寮の玄関に出ると、佐田さんがいた。



「あ、遥君!!おはよう。昨日はよく眠れた?」


「おはようございます。あ、と…。はい…」



「良かった。あ、僕が一年生の玄関まで案内するよ」



佐田さんが、優しく笑った。


「わざわざありがとうございます」



私は、頭を下げ佐田さんに着いて行った。




「あの…。佐田さん」



「何?」



「他の一年生を見かけないんですけど…」



と言うか、大岩栄介と佐田さん意外の生徒を全く見かけていない。


< 31 / 126 >

この作品をシェア

pagetop