最低!?最高!!?メンズ校!!!!

佐田さんの言った通り、右に曲がるとすぐに職員室に着いた。



恐る恐るドアを開けた。


すると、一番奥の方から甲高い声が聞こえた。



「あらっ!!野口遥君?」


「はい…」


ゴチャゴチャした書類に隠れて、先生の顔は見えない。


「悪いけど、こっちに来てくれる?」


先生の言葉に従って、声のした机にたどり着いた。



「はじめまして、野口君。私が、普通科担任の姫井静香よ」


け、ケバい!!


何!?この先生!!ケバすぎ!!


私は、姫井先生を外見を目の当たりにして、言葉を失った。


「よ、よろしくお願いします…」



やっと、絞り出して出た声もかすれてしまった。



厚塗りの化粧に、ギラギラした服。


先生の笑顔がクラクラする…んじゃなくて、香水の匂いで頭がどうかなりそう…。
< 33 / 126 >

この作品をシェア

pagetop