最低!?最高!!?メンズ校!!!!
佐田さんの言った通り、右に曲がるとすぐに職員室に着いた。
恐る恐るドアを開けた。
すると、一番奥の方から甲高い声が聞こえた。
「あらっ!!野口遥君?」
「はい…」
ゴチャゴチャした書類に隠れて、先生の顔は見えない。
「悪いけど、こっちに来てくれる?」
先生の言葉に従って、声のした机にたどり着いた。
「はじめまして、野口君。私が、普通科担任の姫井静香よ」
け、ケバい!!
何!?この先生!!ケバすぎ!!
私は、姫井先生を外見を目の当たりにして、言葉を失った。
「よ、よろしくお願いします…」
やっと、絞り出して出た声もかすれてしまった。
厚塗りの化粧に、ギラギラした服。
先生の笑顔がクラクラする…んじゃなくて、香水の匂いで頭がどうかなりそう…。