最低!?最高!!?メンズ校!!!!

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「ダメよ」


「はっ!?なんで!!ちゃんと喋れたんだよ!!」



お母さんは、電話の向こうで溜め息をついた。



「あのねぇ…。たかが、喋れたぐらいで許す訳ないでしょ…。それに、“喋れたから帰りたい”なんて…。男嫌いなおったなんて言わせないわよ!!」



くっ…。


言い返せない…。



「後、お母さんあんたの学費3年分払ったから、ちゃあんと卒業しなさいよ!!」


「えっ!!聞いてない!!」



私は、声をあげた。


「言ってないもの。あ、そうそう。寮にお婆ちゃんからの食料品が送られてくると思うから。じゃ」


あっさりと電話を切られてしまった。



「そんなぁ~…」


私は、ガックリと肩を落とした。



とりあえず、部屋に戻ろう…。



私が今いた所は、TEL室と言って静かに電話をする時に利用する場所だ。



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