最低!?最高!!?メンズ校!!!!
だから…
だから、そんな顔しないでってば…。
そんな顔されると、私が苦しくなっちゃうじゃんか…。
なんでかは分かんないけど…。
「でも…」
大岩栄介の声で、伏せていた顔を上げた。
「言われてみれば、女にしか見えないかもな…」
「え?」
私は聞き返した。
たぶん、ものすごくマヌケな顔をしていたと思う。
「いや、だってさ。名前は一緒だし、見た目も変わんないし、体は細っこいし…」
大岩栄介はそこまで言うと、顔を赤らめた。
さっきのお風呂場でのことを思い出したらしい。
つられて私も顔を赤く染める。