最低!?最高!!?メンズ校!!!!
気まずいんだけど…!!
「えっと!!と、とにかく私が女だってこと黙っててくれない?」
私と大岩栄介との間に流れている微妙な空気を誤魔化す為に、勢いよく頼み込んだ。
「あ、ああ。いいよ」
「ありがと。…って、ええっ!?いいの!?」
ふ、普通は「マンガやドラマじゃないんだから、ありえねーよ」とかなんか言って、黙らないでしょ!!
大岩栄介は怪訝な顔をした。
「何?バラして欲しいの?」
「え?」
バラされる→生徒にバレる→校長にもバレる→退学→お母さんに殺されるっ!?
「と、とんでもないっ!!黙ってて欲しいです!!」
思わず頭を下げた。