最低!?最高!!?メンズ校!!!!

野口のお母さんの目は、さっきよりも鋭く冷たかった。



「あなた達は、もう来年から中学生…。やって良いことと悪いことの区別はつけるはずよね?」



俺達は力無く頷いた。



「私は…、あなた達を責めはしない…。けど、このことがあったのは絶対に忘れないで…」




そう言うと、俺達を病室から追い出した。








それから数日後。


野口はクラスの女子にサヨナラも言わずに転校して行った。


野口が転校した日、家に帰って母さんの顔を見た瞬間涙が溢れ出した。



そんな俺を母さんは優しく抱きしめた。


2年前、俺が花壇の世話を一生懸命したのは入院していた母さんに花束を渡す為だった。



花束を渡すことはできなかったけど、野口のおかげで救われた。


なのに…。






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