最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「ごめん、ごめん。さ、本題入ろうか。今日はバイトの面接だよね?」
「やっとですか…。…はい」
そう。
今日、私はバイトの面接に来たんだ。
食費は、節約してると言っても寮生活はかなりお金がかかる。
お母さんだけに負担かけるわけにもいかないけど、男子校ではバイトは禁止されている。
そこで、杏奈さんの店で女装して(元々女だから、女装じゃないね)特別バイトをさせて貰うことになった。
「面接って言ってもね~。遥、器用だし責任感あるからすぐ採用してもいいんだけどね~」
「マジですか!?」
「うん。それに、学費大変なんでしょ?」
「うん…。まぁ…」
俯いて答える私に、杏奈さんはうーんと唸っている。
「よし!!遥、採用!!」
「本当っ!?ありがとう。杏奈さん!!」
私は、思わず抱きついた。