最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「ちょっ!!お前ら、何勝手に話進めてんだよ!!」
私達は、一瞬蓮斗を見てから話を続けた。
「どういう子なんだろね―」
「見てみたいな」
「ああ」
「藍君、蓮斗の好み知ってる?」
「さぁ…?」
「スルーですかっ!?」
蓮斗は、ガックリと肩を落としている。
「明後日、祝日で休みだし見に行かねー?」
「えっ」
大岩栄介の提案に声を漏らしたのは、蓮斗ではなく私だ。
「ん?どうした?野口」
明後日って…。
バイトあんじゃん!!
「いや…。あのさぁ…」
「何?」
お次は藍君が聞いてくる。
「俺、その日行けないや。ちょっと用事が…」
「用事?」
大岩栄介が怪訝な顔をした。
「え…。うん、親戚の手伝いと言うか…」
しどろもどろになりながら、訳を話す。
大岩栄介は、疑い深そうに見ているけど、他の2人は興味なさそうだ。
蓮斗は、自分のことで精一杯って感じだけど…。