最低!?最高!!?メンズ校!!!!


「ちょっ!!お前ら、何勝手に話進めてんだよ!!」



私達は、一瞬蓮斗を見てから話を続けた。



「どういう子なんだろね―」



「見てみたいな」


「ああ」



「藍君、蓮斗の好み知ってる?」



「さぁ…?」



「スルーですかっ!?」



蓮斗は、ガックリと肩を落としている。


「明後日、祝日で休みだし見に行かねー?」



「えっ」



大岩栄介の提案に声を漏らしたのは、蓮斗ではなく私だ。



「ん?どうした?野口」



明後日って…。

バイトあんじゃん!!


「いや…。あのさぁ…」



「何?」


お次は藍君が聞いてくる。



「俺、その日行けないや。ちょっと用事が…」




「用事?」




大岩栄介が怪訝な顔をした。



「え…。うん、親戚の手伝いと言うか…」


しどろもどろになりながら、訳を話す。


大岩栄介は、疑い深そうに見ているけど、他の2人は興味なさそうだ。



蓮斗は、自分のことで精一杯って感じだけど…。




< 75 / 126 >

この作品をシェア

pagetop