最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「おいっ!!マジで行くのかよ!!」
「うん」
藍君が無表情で答えた。
「そ、そんな…」
「お前、腹くくれよ。ど―せ、名前も歳も知らないんだろ?」
「う…。そうだけどさ…」
「ヘタレ」
大岩栄介と藍君にボロクソ言われ、蓮斗はもうしょげてきている。
なんか可哀想かも…。
「蓮斗、一応会いに行ってみれば?話しかけなく良いからさ。もしかしたら、その子と仲良くなれるかもよ?」
「うん…」
私の言葉に、蓮斗は渋々頷いた。
「よし、じゃあ明後日に作戦実行な」
そういうと、大岩栄介は教室から出た。
「またサボリかよ…」
「単位取れなくなるぞ~」
私達の心配を余所に、大岩栄介は右手をヒラヒラ振って消えてった。