最低!?最高!!?メンズ校!!!!
今までの自分では、信じらんない事だ。
男に手を差し出すなんて…。
「いや~。ごめんね、カッコ悪いとこばっか見せちゃって」
「いえ…」
佐田さんと寮に向かう間、私は自分の行動に疑問を浮かべていた。
「知ってると思うけど、この学校はスポーツが盛んでね。生徒全員運動部に所属する決まりになってるんだ」
「え゛。マジですか!?」
「うん。なんで?」
「いや…。別に」
私、スポーツはからっきしダメなんだよなぁ~…。
思わず溜め息が出る。
そして、1つの建物に着いた。
佐田さんは入り口のドアを開けて、嬉しそうに言った。
「第2寮棟へようこそ~」
「わぁ…」