最低!?最高!!?メンズ校!!!!
恋の結末 by遥
大岩栄介に、説得させれてから一週間とちょっとが経った。
今、私の前にいるのは、気まずそうに俯く大岩栄介といつも通り無表情な藍君。それから、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした(始めて使ったよ…。この言葉)………蓮斗。
「その…。ということで、その人には結婚前提に付き合っている彼氏がいるんだって…さ」
ダメだ。
蓮斗にはもう私の声なんか聞こえてない。
ただ固まって、目を見開いている。
「蓮…斗?」
恐る恐る話しかける。
「はは…。あははっ…!!そ、そうだったのか!!い、いやぁ~、驚いたぜっ!!遥ってあの店の店長と知り合いだったんだなぁ~!!」
明らかに無理した笑顔に、胸が締め付けられる。
「ま、初恋ってこんなもんだろ!!うん!!ありがとな、遥。教えてくれて」
「え…?あ、いや…。そんなっ…」
私は、戸惑いが隠せない。
「そんな顔すんなよ、遥~!!お前は悪くないから。なっ?」
零れそうになる涙を必死に止めて、頷いた。