最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「蓮斗が、一目惚れしたのは、お前だ」
……………………………………………………………………………………………。
はい…?
「誰が誰に一目惚れって…?」
大岩栄介は、さっきより幾分落ち着いて答えた。
「蓮斗が野口に」
えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?
「え―――――――――っ!!」
困惑した私は、大岩栄介に飛びかかった。
「うおっ!!」
「い、いいいい意味が分からないんですけどっ!?」
「と、とりあえず落ち着け」
大岩栄介の引いた目で、我に返りやっと落ち着いた。
「お前、あの店で働いてる時蓮斗に会ったか?」
「え…?」
「あ、いや…。店の中じゃなくて…」
大岩栄介の補足の言葉で、思い当たる節が一つ頭の中に浮かんだ。
「街中で、蓮斗とぶつかった…」
「女の格好で?」
「うん…」
呆然としていると、はぁ―と大岩栄介の溜め息が聞こえた。
「多分…、それだな」
暫く口を開けることしかできなかった。