最低!?最高!!?メンズ校!!!!
「野口からも聞いてると思ったんですけど…。じ、自分で伝えたくなって…!!」
顔を真っ赤にしながら、必死に喋る蓮斗を見て私はほぅと溜め息をついてしまった。
「あ…の…。私っ…」
「あ、返事は分かってます。…その、お幸せに」
「はい…」
思わず顔が歪む。
こんなにも純粋に、私のことを思ってくれて…。
嬉しい気持ちと罪悪感がゴチャゴチャに混ざって…。
胸が破裂しそうだ。
手で胸の所をギュッと掴み、静かに口を開いた。
「あのっ、白濱君の気持ちに答えられなくて、ごめんなさいっ…。それから、こんな私に好きって言ってくれてありがとう。すごく…すごく嬉しい」
言っていて、頬の温度が上昇するのがわかる。
こんな経験初めてたがら、恥ずかしい。
でも、その温かさが不思議と心地良い。
チラッと蓮斗の方を盗み見ると、表情を隠すように片手で顔を覆っていた。
「白濱君…?」
心配になって尋ねると、慌て出した。
「あっ!!み、見ないで下さい!!」
声が震えてる。