最低!?最高!!?メンズ校!!!!

泣いてる…。


「ごめんなさいっ!!私っ…」


ハッとして両手で口を覆うと、蓮斗が大声で否定した。


「ち、違うっ!!…違います。俺、嬉しくて思わず…」



そこまで言うと、ハハッと笑い出した。

顔を覆っていた手も下がり、蓮斗の泣き顔が露わになる。



「あのぅ…?」


「やべー…。フられたのに、超嬉しいっ…」


「へっ?」


「俺、これが初恋だったけど、あなたを好きになれて良かった」



そんなことを言う蓮斗は、泣いてるのに笑ってる。


少し混乱して、大岩栄介の方を見ると優しい笑顔を見せていた。



そんな2人を見て、男の子も悪くないかなと思ったし、男の子ってよく分かんないと思ったのも事実だった。









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