わたしの胸に巣くうのは…
どくんっ!

胸の中心で、何かが高鳴ったのです。

その動きは激しくなり、心臓まで激しく動き出しました。

「ぐっ…! がほっ、ごほっげほっ!」

たまらず咳き込みだしたわたしを見て、さすがに3人組は目を丸くしました。

どんどん人が集まってきて、その中の数人がクラスメートで、わたしを助け起こしてくれました。

そしてぶつかった3人に、激しく怒っています。

わたしの体質のことは、クラスメートなら知っていることです。

なのでクラスメート達は、何かとわたしを庇ってくれるのです。

やがて高鳴りはおさまり、わたしは普通に息ができるようになりました。

クラスメート達の助けを借りて、教室に入りました。
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