わたしの胸に巣くうのは…
どくんっ、どぐんっ!

高鳴りが鳴るにつれ、もやが体中に広まっていきます。

自分ではどうすることもできません。

やがてもやは手足にまで及び…わたしはまた、倒れてしまいました。

遠くから、クラスメートや先生が駆け寄ってくるのが見えたのを最後に、わたしは意識を手放しました。

―意識を取り戻した時、わたしは見慣れた保健室のベッドの上でした。

保険医の先生が制服を渡してくれて、着替えました。

すると保険医の先生が送ってくれると言ってくれたので、甘えることにしました。

すでに外は夕暮れに染まっています。

保険医の先生は申し訳なさそうに、体育の先生のことを言ってきました。

あの後、体育の先生は他の先生やクラスメート達から激しく抗議を受けたそうで…。

本当に申し訳ない気持ちで、いっぱいになりました。
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