帰る場所。
部屋に入ると、イスに座っている人間がいっぱいいた。

「先生、それ猫じゃん!」

「かわいいっ!」

「こらこら、静かにー」


人間達が騒ぐ中、[せんせい]と呼ばれる人間を見上げた。


[せんせい]


名前かな。


「ほら、授業始めるぞー」


白い棒を持って、緑の板に何かを書きはじめた。


さっきの騒がしさが嘘のように静かになった。


つまらなくて、私はうろうろとした。


すると人間達はちらっと私を見て撫でてくれた。


中には甘いのを食べさせてくれた。


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