あいつ




「夏紀、モテるんだ?」




「夏紀ちゃん、すごいよー。ある意味、夏紀ちゃんと猛君は名物ね。」




と、先輩は笑った。




「あ、あたし3年の林田優花でーすっ。好きに呼んじゃってっ!!」




優花さんはすごい印象の強い人だった。




「あたし、1度でいいから夏紀ちゃんと話してみたかったのーっ!!」




優花さんは私に抱きついてきた。
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