あいつ



タケちゃんのことなんて言えないよっ!!




「な、何もないよっ!!よし、学校行こっ!!」




私は話をそらすために玄関に走った。




「…なぁ、夏紀はさ俺が邪魔すんの嫌か?」




へ…?




「兄貴によ…夏紀が傷つく前にやめろって。嫌なら俺、何もしねーけど…。」




今日のタケちゃん…変。
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