まぶたを開けた時
「……やだ、エッチ」
「はっ!?違う!!」
こーこーろーおおお!!!
覗けたらいいのにって心だから!!
何勘違いしてるの!?的な必死をシエナにぶつけるとシエナは鼻で笑った。
「やめてよね、君花ってあたしのこと、そーゆー目で見てたんだ。やらしいー」
「どっちが!!」
さっきとは違う意味で、本当の意味で噴火してしまいそうな怒りという感情のメーターがぐんぐん私の中であがっていく。
「シエナの考えててることがわからないから!!」
バッと口を隠す。多大なる墓穴を掘ったらしい。私はどうやら。
「あたしの考えてること?」
もうほぼ開き直った形で泣きながら頷いた。
なるようになれケセラセラとは母の口癖だ。
さぁ、なるようになれケセラセラ!!