まぶたを開けた時


うわ

シンが敬語外すと同級生ノリだ




「変って何よ」



頬を膨らますとポンポンと頭を叩かれた。



「ん?別に。面白いなあって」




お、面白い!?


何が!?顔が!?言動が????




訳がわからずに口をポカンと開けていると、扉がノックされた。



「シエナです。お通し願います」



シンと顔を見渡すと、シンはコクンと頷いた。



「わ、私が返事するの?」

「うん」

「ででもここは王子の部屋だし

勝手には駄目じゃない?」
「いいだろ」

「いつまで待たせんのよっ!!」




あれやこれや言っていると、ドアがバタンと開いてかっこいい女の人が入って来た。




きゃああああああ怒ってるううううっっ




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