まぶたを開けた時


御守騎士と言う言葉に私のテンションが下がった。

今の私は生命の危機に晒されているのだ。




「あたしシンに負けたことないから、安心して」



シエナさんは、私が、女が御守騎士で不安になってりって勘違いしたみたいでギュウウと抱き締めてくれた。




鍛えてるからかな?シエナさんって凄く固い。


シンより強いんだあ




「はい!?
あのなぁシエナお前、女のフリ……ムゴッ」

シエナさんの手がシンの口を抑えた。




「黙りなさい坊や

あなたいっっっつも私を男だって仰るけれど私は女よ!!」




なんなら触る?とシエナさんはシンに抱き着くと、シンは頗る顔を歪めた。




「王子の部屋で何してるん?」



急に聞こえた関西弁に振り向くと、一番私と身長が近い男の子がいた。






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