まぶたを開けた時
何かあれば君花に上げた指輪が反応する。それでわかると思うけど、
「へ?」
君花の口から聞かなきゃ安心できなかった。
「夜の相手のことよ!!」
「よ夜?」
君花は相変わらず首を傾げて、自分が苛立ったことに気付いて何かと必死に考えてる。
「ああもう!!」
意地らしくなったせいで理性まで飛びそうになるほど強く君花をベッドに倒すと君花の服を捲し上げた。
「いやぁ!!」
驚いたように上げられた君花の声。自分はどれだけ君花に怖い思いをさせれば気が済むのかと考えて首を振る。
多分、自分の物にするまでだろう。
「キスマークは無いわね。ロウってキスマーク付けそうだし大丈夫ってことね。良かった」
怖がる君花を見てそれから君花の胸元に口付けた。
「あっやだ!!」
「そんな声出さないで狂っちゃいそう」