まぶたを開けた時


「シン、どうしようか悩んでんねやったらシエナ何とかしてや」



はあ、とシチからため息だ漏れた。




「もっと声が聞きたいなあ」


うわっ鳥肌たった!!

顔がひきつるのも我慢出来ないくらいに国王は私に顔を近付けた。




「さあ」



多分逆らったら、駄目だ。
そんな気がした。




国王に手をひかれるまま私はベッドに押し倒されていた。



「ずいぶん大人しいな。

シオンが辞めたからか?」



シオン?shの名前だから騎士だろう。

辞めたっていうか、きっと国王に逆らって辞めさせられたんだ。



国王は容赦なく人を傷付けられるんだ。




パステルピンクの羽織りがとられ、肌に直接国王の感触がした。


どうしようか





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