まぶたを開けた時
シンの顔面にシエナの足がめり込んでいて、眠たそうな、不機嫌なシエナが「あら」と声を上げた。
ガチャガチャッ
シンが後ろに倒れた拍子に机を倒す。
「シン!!」
慌てて駆け寄るとシンがギラッと殺気立てた。
「シエナ……」
その殺気はシエナに向けられその声は酷く低かった。
シンは私の肩を少し押すと、その少しに私は後ろに手をついた。
それにシエナの目付きが変わる。
「……あんた」
「んだよ」
どうしよう!!なにこの展開!!
「……ボケが…」
冷たい空気と冷たい声にシチを見た。
シンとシエナの顔つきも元に戻る。
何だか頭がスッキリした気分
なにこれ?