まぶたを開けた時
「うるさい」
男はキイチ。
夜陰の総代の下で直接動くことができる程の力の持ち主だが
変人
年齢不詳
アレンからして一緒に成長してきた思い出があるから18歳くらいだと自分の中で勝手に解決していた。
何歳か聞くのも何故かムカつくから
いつもヘラヘラと目があるのかと不思議に思う絵にかいたような狐目
何故か聞きたいけど聞かない。ムカつくから
「来るのはワカリマシタけど、よく城を抜けれマシタね」
この喋り方もムカつく。変人
アレンはキイチが座るソファーの向かい側にバフッと座って金髪カツラを取った。
「目は隠せないけどカツラかぶって女のふりした」
「イツも女の子じゃナイですか」