まぶたを開けた時
なんて間抜けな格好……。
佳乃君花、一生の恥
死のう
ゴンッ
「なんなのよあんた急に壁に頭ぶつけたりして!!」
私はシエナに抑えこまれてため息をはいた。
「あんた本当に冷たい」
シエナは私の腕を後ろからペタペタと触る。
私はそれを横で見てるだけ、頭ぶつけたからヒリヒリするし。
「……条件って?」
せっかく言ったお礼を無視されたあげく拒否されたんだから、機嫌悪くならないほうが変
「あら?怒っちゃってんの」
クククとシエナの嫌みたらしい笑い声が聞こえて振り返り様に睨んだ。
睨ん、だ。
「……っシエナ」
私の目にうつったのは艶かしい瞳をしたシエナだった。