まぶたを開けた時
私、完全なるホームシックだ。
最初は見るもの全てが新鮮だったけど、慣れたら異世界を感じて、戻れないと戒められて
アレンの手助けになることが元の世界に戻る何かになるかもしれないと高をくくっていたけれど
無理だもん。これから先なんてわかんないんだもんんんんんんんん!!!
泣きべそかいてるの見られたくなくて夜陰とアレンに背を向ける。
高校生にもなってホームシックだなんて
「ムツカシイですねアナタ」
夜陰の声に、あれ?涙が乾いていく。
「アナタの涙は止めマシタ。涙のとめかたは蒸発サセル以外知りません」
本当、涙がカラカラに乾いてしまった。
「あ、ありがとうございます」