はち×みつ【短】


『――ッてて…』



(助かった…?)



『おい。生きてるか?』



『…あ…』



視線を上げると、太陽に反射した金髪が輝いた。



『あれ?アンタ…』



『すいませんっ。助かりました』



慌てて下を向いた。

だって、あたしは優等生。
このテの男の子、ニガテだから。



『あ、思い出した。生徒会の眼鏡ちゃんだ』



そう言って、落ちていた眼鏡を拾った。



『あ、ごめんねっ…』



『なにが?』



(え――…)



『いーよ別に。ガードルでもラッキー♪』




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