♥ハニートースト♥【完】

涙目で見上げた

私の上には

・・・

「奏さんっ・・!」

奏さん。

『ったく・・・梓もバカすぎ。この男、俺が一番嫌いな奴だよ』

ああ・・・

私は

この人には勝てないんだなぁって

思っちゃった。

『・・・奏ぇ・・俺の顔、よく殴れたな?』

『どうかしました?』

『店をクビに・・『先輩』』

さえぎった

彼の顔が

すごく可憐だった。

それに加えて

もっと私がひきつけられるような

台詞をさらっと言ってのける

奏さんを好きだと実感してしまった。



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