手のひらに、桜




「まあ、とにかく出発しますか」



仕切りなおしというか何というか、

龍見先輩は明るく声を出して歩き出した


それから、ふとこっちを振り向く



「なあ、どこ行くんだ?」



「あ・・・とりあえずあそこのミニ遊園地に!!」



「道案内してくれる?俺、分かんねーよ」



「はい!」




横に並ぶ2人


私はその2人の後ろを、

ゆっくりと着いていった

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