手のひらに、桜




「ねえねえ!お化け屋敷行こー」



そんな私と龍見先輩に、

由利は笑顔でそう言う


そして、お化け屋敷に向かって

楽しそうに走っていった





そんな由利のあとを駆け足で追いかける私と龍見先輩


なんか由利が子どもで私たちが両親みたい


ふとそう思って、龍見先輩を眺めてみたけど、

何も感じなかった



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