世界で君だけ。


―――……


「…うーん……」


なんかふわふわする。


頭がなんかひんやりして…

特徴ある薬品の香り。



『あ。起きた?』








「………………」


『………………』




ガタッ、ガタガタ!!


どすん。



『わー、ダイナミックだねぇ』






な、な、なんで先輩が!!
ていうか、ここ保健室じゃないですか



『君、いきなり倒れたんだよ。

花田 奈子さん』


「なんで名前……」



『ごめん生徒手帳見ちゃったんだ』



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