世界で君だけ。



「あの、私もう大丈夫なんで…

ありがとうございました」


そう言いながらベッドから降りようとすると、先輩が私の腕を掴んだ。




「…せ、先輩?」


『………送ってく』




……………え。

送ってく…?



『倒れたんだし、

一応……』



.
< 18 / 64 >

この作品をシェア

pagetop