世界で君だけ。



「先輩でいっぱいで会いたいんなら、

奈子が会いに行けばいいんだよ?」



歩美は私にそう言うと、私の肩を抱き寄せ背中をポンポンと叩いた。





「奈子が何もしなかったら、何にも始まらないよ。

だったら奈子が動かなきゃ!」




そう言われたとき、なんだか無性に


先輩に会いたくなった。







「うん、私頑張る…」


そう言いながら私も歩美を抱きかえしたんだ。



女の友情って凄いなぁって感動。



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