世界で君だけ。



「あら、花田さん。


ちょうどいいところにいたわ〜

次の授業でこの前の楽譜使うから第二音楽室まで取りに行ってくれないかしら」



こうやって先生に用事言いつけられるし…



第二音楽室とか、校舎違うじゃないですかぁ〜


でも断るわけにもいかず、



「わかりましたー」



そう言って私は重い足を第二音楽室まで運んだ。



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