ポケットの恋
「秋田。だから何の用だったの?まぁ俺はこのままデートでもかまわないけどー」
そこで真実はぴたりと止まった。
「予定」
「ん?」
「よーてーい!!行くんでしょ!遊園地!幸日にチケット渡したよ!いつ行くの?待ち合わせ場所と時間は?」
古谷は気づいたように、あぁ、と笑った。
「そうだね。どうしようか」
笑っている古谷を、真実は気持ち悪いものを見るような目で見つめる。
「なんでわらってんのよ。気持ち悪っ」
古谷はまた嬉しそうに笑った。
「…本気で気持ち悪いんだけど」
心底ひいた顔の真実に、古谷は「はいはい」とようやく笑いをおさめた。
「予定だよね?」
真実は無言で頷く。
「俺のバイトのシフトと秋田のシフト被って休みの時がいいよね?秋仁と俺はほとんど同じだし…」そう言ってケータイを取り出すと、真実も同じようにした。
お互い自分の予定を確認する。
「ぉ、来週の土曜日とかは?」
「来週の土曜日…大丈夫かな。幸日にも聞かなきゃだけど」
ケータイに視線を落としたまま頷く。
「あー…でもこれ逃すと行けるの来月じゃない?」
確かに、と真実がため息をついた。
「じゃあ…今メールで聞いてみる」
そこで真実はぴたりと止まった。
「予定」
「ん?」
「よーてーい!!行くんでしょ!遊園地!幸日にチケット渡したよ!いつ行くの?待ち合わせ場所と時間は?」
古谷は気づいたように、あぁ、と笑った。
「そうだね。どうしようか」
笑っている古谷を、真実は気持ち悪いものを見るような目で見つめる。
「なんでわらってんのよ。気持ち悪っ」
古谷はまた嬉しそうに笑った。
「…本気で気持ち悪いんだけど」
心底ひいた顔の真実に、古谷は「はいはい」とようやく笑いをおさめた。
「予定だよね?」
真実は無言で頷く。
「俺のバイトのシフトと秋田のシフト被って休みの時がいいよね?秋仁と俺はほとんど同じだし…」そう言ってケータイを取り出すと、真実も同じようにした。
お互い自分の予定を確認する。
「ぉ、来週の土曜日とかは?」
「来週の土曜日…大丈夫かな。幸日にも聞かなきゃだけど」
ケータイに視線を落としたまま頷く。
「あー…でもこれ逃すと行けるの来月じゃない?」
確かに、と真実がため息をついた。
「じゃあ…今メールで聞いてみる」