ポケットの恋
「だから!もう謝るの禁止!」
「え…」
「ね!南部さん!」
「あ…そうだね、禁止」
急に話を振られた南部は釣られるように雄武返した。
「戸田が謝ることじゃないって、ちゃんと理解しないとね」
にっこりと古谷が笑う。
幸日は思わず涙ぐみながら、こくりと頷いた。
< 202 / 341 >

この作品をシェア

pagetop