ポケットの恋
南部が唖然として固まったのは、古谷が初めて過去を語ったからだ。それも自虐的に。
「俺、こういう青春くさいこと性にあわないから」
丁度よく、ドリンクのオーダーが入って、古谷は面倒臭さそうにモニター室から出て行った。
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