ポケットの恋
「秋仁まさか今日一日一緒にいれたからってだけでそんな浮かれてるわけじゃないよね?戸田になんかかわいいこと言われたりしたわけ?」
釈然としない表情で言われたその問いに、南部の表情は渋くなる。
そこまで突っ込まれるとは思っていなかった。
それ以前に自分はそんなに浮かれているのか。
両方の意味で落ち込んだ。
「え。それだけで浮かれてたの?」
見ると、古谷はポカリと口を開けている。
「う…うるせぇな!!それだけとかいうなよ!!」
言い返すと、古谷のつぼにはまったらしい。
腹を抱えて笑いはじめた。
「なんだよ!」
「だっ…あーもうムリ…!!秋仁君、君…そんなにピュアだったけ?純心と書いてピュアと読むみたいな」
しまいには、ひーひー言って転げる始末だ。
何がそんなに面白い!何が!
出かかった言葉はギリギリでしまい込んだ。
どうせ切り返される事がわかっているからだ。
「それだけって言うなって…それだけだよ!浮かれるよりも、全然距離縮まんなかったって落ち込むところだろ、普通」
「いや!距離は縮まった!話合ったし、2時間近く喫茶店で話した!」
釈然としない表情で言われたその問いに、南部の表情は渋くなる。
そこまで突っ込まれるとは思っていなかった。
それ以前に自分はそんなに浮かれているのか。
両方の意味で落ち込んだ。
「え。それだけで浮かれてたの?」
見ると、古谷はポカリと口を開けている。
「う…うるせぇな!!それだけとかいうなよ!!」
言い返すと、古谷のつぼにはまったらしい。
腹を抱えて笑いはじめた。
「なんだよ!」
「だっ…あーもうムリ…!!秋仁君、君…そんなにピュアだったけ?純心と書いてピュアと読むみたいな」
しまいには、ひーひー言って転げる始末だ。
何がそんなに面白い!何が!
出かかった言葉はギリギリでしまい込んだ。
どうせ切り返される事がわかっているからだ。
「それだけって言うなって…それだけだよ!浮かれるよりも、全然距離縮まんなかったって落ち込むところだろ、普通」
「いや!距離は縮まった!話合ったし、2時間近く喫茶店で話した!」